【ヘルスケア商品紹介】接種証明書をデジタル化「Wan!Pass」

健康意識の高まりから、日々多くのヘルスケア商品/サービスが開発され、消費者に対して情報発信が行われています。この記事では、プレスリリースでは十分に語られることは少ない、担当者がどのような想いを持ってヘルスケア商品を作ったのか、についてフォーカスしてお話を伺っていきます。

本日お話を伺ったのは、ペッツオーライ株式会社代表取締役の小早川斉さんです。

世界に誇れるペットフレンドリーな日本へ「Wan!Pass」の想い

ーー本日はお時間をいただきありがとうございます！まず初めに、「Wan!Pass」について教えてください。

小早川さん　「Wan! Pass（ワンパス）」は、現在も紙で発行されていることでやり取りが煩雑になっている、狂犬病や混合ワクチンの接種証明書をデジタル化したアプリです。証明・認証できる機能に加え、日本で初めて“ペットオーナーのリテラシー”と“犬のしつけ習得レベル”を認定し、その証明書を元にペット入店可能な各店舗が定める「入店要件」と照合することで、入店可否などの情報を確認できることができます。ペット入店可能な店舗を探しているペットオーナーと、集客方法や利用客(ペットオーナー)のマナーなどに頭を悩ませている店舗の両者にとって、メリットのあるアプリとなっております。

ーー接種証明をデジタル化させるだけではなく、ペットオーナーのリテラシーをあげる仕組みは素晴らしいですね。「Wan!Pass」はどのようなアピールポイントがあるのでしょうか？

小早川さん　いままでも、愛犬と一緒にお出かけできる先を見つけられる情報サイトは存在してました。しかし、店舗によって複雑な条件が設定されているため、自分が連れている愛犬が本当に入店できるかを判別することができませんでした。こうした課題を受けて、Wan!Passでは、愛犬の情報をもとに条件をクリアして入店できる場所を知ることができる仕組みを展開しています。また、通常では愛犬と入店できないお店でも「しつけがちゃんとできていれば良い」という意見が多かったため、しつけレベルを第三者に対して証明できる「Wan!Passしつけ認定」を作り上げました。認証できる仕組みを展開したことで、しつけレベルに応じて行ける店が増える仕組みが出来上がりました。

ーー確かに、しつけの度合いが証明されていると店舗側は安心ですね。御社が「Wan!Pass」を提供するに至ったきっかけはなんだったのでしょうか？

小早川さん　弊社がもともと展開していた「ペッツオーライ」という専門家相談サービスを運営している中で、しつけの相談で来る内容を見た時に、「日本のしつけレベルをもっと上げないと、もっと肩身の狭い思いをしてしまう」と感じたがきっかけの１つです。また、ペット業界にはインフラ的な仕組みや、ITを駆使して利便性を向上させるプロダクトがないと感じていたので、業界を改変できるような仕組みを作ろうという思いでプロジェクトを始めました。

実はスタート当初は「こんなプロダクト成功しない」「誰もやったことないことだから無理だ」というようなネガティブな意見も多かったんですが。今は「こういうプロダクトを待っていた」といろいろな方に評価されるようになってきました。ユーザーも増えてきて、地道な活動から知名度と実績が生まれてきたため「Wan!Passとなにかやりたい」というお声がけもたくさん頂いております。

ーーネガティブな声を跳ね除けて成功させてことは、ユーザーからの評価があってこそですね。「Wan!Pass」を通じてどのような社会課題を解決したいですか？

小早川さん　「ペット後進国」と呼ばれてしまっている日本のペットリテラシーを上げて、世界に誇れるペットフレンドリーな日本を作り上げることで、多くの命がもっと幸せに暮らせる環境を実現していきたいと思っています。

また、弊社は軽井沢や那須塩原などの地域との協力も積極的に行なっています。山梨県の富士川町とは包括連携協定を結び、ペットツーリズムを通した地方創生にも挑戦しています。

「Wan!Pass」は愛犬と暮らすすべてのペットオーナーに利用いただきたいと思っています。一緒に生活し始めた際に、まず最初にインストールして「愛犬との暮らし」についての知識をしっかりと深め、豊かなペットライフを実現いただきたいです。

まとめ

今回は、ペッツオーライ株式会社代表取締役の小早川斉さんにお話を伺いました。接種証明のデジタル化だけではなく、ペットのしつけやペットオーナーのリテラシー向上にもチャレンジしている「Wan!Pass」には今後も注目です。