【ヘルスケア商品紹介】ヘアロスに悩む女性のための医療用ケア帽子「BAREN」
健康意識の高まりから、日々多くのヘルスケア商品/サービスが開発され、消費者に対して情報発信が行われています。この記事では、プレスリリースでは十分に語られることは少ない、開発者がどのような思いを持ってヘルスケア商品を作ったのか、についてフォーカスしてお話を伺っていきます。
本日お話を伺ったのは、株式会社MAYK代表取締役の原まゆみさんです。
株式会社MAYK
「ヘアロスに悩む世界中の人々を笑顔にしたい」などのミッションを掲げ、「ヘアロス」中の女性に寄り添うプロダクト化企業で、ヘアロス中の女性のための、「ウィッグ」 × 「ケア帽子」専門ブランド BAREN を展開。抗がん剤治療の副作用などで起こる「ヘアロスのケア」を患者と同じ目線に立って現代的にリデザインした商品を提供することで、闘病中の女性が本来あるべき自然な姿を取り戻し、笑顔で過ごせることを目指している。
「おしゃれで快適な帽子がないなら自分で作ってしまおう」がん患者だからこそ開発できた医療用ケア帽子
ーー本日はお時間をいただきありがとうございます!まずは、御社のプロダクトについて教えてください。
原さん 「BAREN(バレン)」は、抗がん剤治療などによるヘアロスに悩む女性のための医療用ケア帽子ブランドです。「医療用ケア帽子」と「医療用ウィッグ」のいいとこどりをしたアイテムで、「バレない・蒸れない・締め付けない」快適さと、気分が上がるデザインにこだわり誕生しました。
15種類以上ある「スカーフハット」はスカーフを巻いたように見えるターバン風のデザインで、8種類の前髪ウィッグや、ベレー帽・バケットハットと組み合わせることができます。ブランド名の「BAREN」は「(ウィッグだと周囲に)バレん」のダジャレからのネーミングで、闘病中でも少しでも笑って過ごしてもらいたいという想いを込めています。。
ーーヘアロスに悩む女性にとっては重要なアイテムですね。ネーミングの由来がダジャレというところも、女性に笑顔になって欲しいという思いが伝わります。開発に当たってどのようなポイントにこだわったのでしょうか?教えてください。
原さん 私がヘアロスに悩む当事者だからこそ、「BAREN」のプロダクトづくりに妥協は一切しませんでした。これまでの医療用ウィッグ・医療用ケア帽子を使用したときの悩みを解決するということにこだわりましたね。実際には以下のような悩みがありました。
- フルウィッグは頭が蒸れて汗が止まらない
- フルウィッグは締め付けられて頭痛がする
- ウィッグだとバレないか不安
- ウィッグはお手入れが大変
- いかにも病人に見える医療用帽子
- 医療用ウィッグは値段が高い
こうした 点を踏まえてBARENは開発されました。私たちがこだわったとポイントは以下になります。
- 夏でも蒸れない
スカーフハットは通気性の良い生地を使用しているので、夏でも蒸れません。 - 頭を締め付けない
前髪だけの部分ウィッグなので、軽くて頭を締め付けません。 - ずれたり脱げたりしない
リボンを結んでサイズ調整できるので、ずれたり脱げたりしません - 水洗いできる
スカーフハットは洗濯機で丸洗いが可能です。ウィッグも市販のシャンプーで手洗いができます。 - こだわりのデザイン
気分を上げるためにデザインにはこだわっています。アイテムの組み合わせ&アレンジも自由自在なファッションを楽しむことができます。 - 治療後も使える
治療後も使えるので無駄になりません。試行錯誤を重ね、前髪を取り外せるケア帽子に仕上げています。
ーー「ヘアロス」の当事者だからこそわかる悩みが基になっていたのですね。BARENを開発・販売するに当たって、何かきっかけはあったのでしょうか?
腹さん きっかけは、私は子宮頸がんに罹患したことでした。抗がん剤による治療を受けた際に脱毛したのですが、その時に自分がかぶりたいと思えるケア帽子やウィッグと出会えなかったんです。術後、抗がん剤治療の副作用で髪を失うということで「家族に今以上に心配をかけたくない」と、医療用ウィッグや医療用ケア帽子を買い集めました。しかし、用意したウィッグは高級品であっても不自然な感じがして、周囲にバレないかと思うと、落ち着かない気持ちになっていました。さらに、蒸れて汗だくになり、強い締め付けで頭痛も頻発しました。こうした経験が続いて、結局は購入したケア帽子やウィッグをかぶらなくなりました。ケア帽子は、いかにも病人という雰囲気が出て、オシャレとは言い難いものがほとんどで、かぶるたびに気持ちが落ち込んでいったのを覚えています。 そんなとき、入院先で雑談していた看護師さんから、「同じ理由で悩んでいる患者さんがたくさんいる」と教えてもらいました。この言葉から「おしゃれで快適な帽子がないなら自分で作ってしまおう」とBARENの開発を思いつきました。
ーー原さんと同じ悩みを抱える女性たちに応えるために作ることになったということですが、BARENはどのような方が使用するといいのでしょうか。
原さん やはり、私と同じように抗がん剤治療などによるヘアロスに悩む女性には是非使った欲しいですね。また、薄毛に悩む高齢者の方にも役に立つと思います。こうした方以外にも、おしゃれ目的で使用していただくことも大歓迎です。
BARENを生み出した一番の喜びは、お客様からのレビューを読むことなんです。強い思いをもって始めたBARENですが、「本当にこの形であっているのか?」「受け入れてもらえるのか?」と不安でいっぱいでした。しかし、いざ販売を開始すると、心のこもったレビューをたくさん頂いたんです。今いただいているレビューが256件(2024年3月時点)なのですが、平均★4.9点になります。件数の多さや評価の高さももちろん嬉しいのですが、みなさん本当に心のこもったレビューを書いて下さっていて、嬉し泣きしながら全て読ませてもらっています。
記事を読んでいただいた人にもぜひレビューをご覧いただきたいと思っています。
まとめ
今回は、株式会社MAYK代表取締役の原まゆみさんにお話を伺いました。抗がん剤によるヘアロスを実際に経験したことをきっかけに開発された、医療用ケア帽子「BAREN」が多くの女性の笑顔の助けになることが期待されます!