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この記事はメディコレ監修医師による監修済みです。
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「〇〇を飲むだけで-5キロ!」「お腹の脂肪を燃やす」インターネット上にはこういったサプリや健康食品の広告が溢れかえっています。メタボ改善のためにダイエットを考えている人にとっては魅力的な言葉ですよね。
もちろんこういった広告の全てがウソだと断言することはできません。しかしダイエット系サプリや健康食品の多くが、健康増進法における誇大表示の禁止に抵触している恐れがあることをご存じでしょうか。
またダイエット経験がある人からすると、ダイエットはそんなに簡単じゃないということも身をもって実感しているはずです。
こういったサプリや健康食品に頼らなくても、現在の生活習慣を見直すことでメタボは改善できます。ここでは医師監修のもと、メタボを改善させるための正しいダイエット方法と特定保健指導について詳しく解説していきます。
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「〇〇を飲むだけで-5キロ!」「お腹の脂肪を燃やす」インターネット上にはこういったサプリや健康食品の広告が溢れかえっています。メタボ改善のためにダイエットを考えている人にとっては魅力的な言葉ですよね。
もちろんこういった広告の全てがウソだと断言することはできません。しかしダイエット系サプリや健康食品の多くが、健康増進法における誇大表示の禁止に抵触している恐れがあることをご存じでしょうか。
またダイエット経験がある人からすると、ダイエットはそんなに簡単じゃないということも身をもって実感しているはずです。
こういったサプリや健康食品に頼らなくても、現在の生活習慣を見直すことでメタボは改善できます。ここでは医師監修のもと、メタボを改善させるための正しいダイエット方法と特定保健指導について詳しく解説していきます。
メタボの原因となる生活習慣
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メタボ(メタボリックシンドローム)とは内臓肥満+高血圧・高血糖・脂質異常が合わさった状態のことを指します。健診でメタボまたはメタボ予備軍と診断された方は、お腹周りについてしまった内臓脂肪を減らすことが必要不可欠です。
内臓脂肪がついてしまうのは、多くの場合以下のような生活習慣が原因です。
摂取エネルギーが多い(食べ過ぎ)
加齢による基礎代謝の低下
過度な飲酒
喫煙
睡眠不足
ストレス
運動不足
いくつ当てはまりましたか?これらの生活習慣の積み重ねが、メタボを引き起こす要因となります。まずはこれらの生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
内臓脂肪と皮下脂肪のちがい

メタボ改善には内臓脂肪を減らすことが必要だと説明しましたが、そもそも内臓脂肪とは一体なんでしょうか。
脂肪には大きく分けて「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があります。どちらも言葉自体は耳にしたことがある方が多いかと思いますが、それらの違いを詳しくみていきましょう。
皮下脂肪
皮下脂肪とは、言葉の通り皮膚の下につく脂肪のこと。自分のお腹を手でつまんでみてください。手でつまめるその脂肪のことを皮下脂肪といいます。
皮下脂肪は食べ過ぎや運動不足が続くことで、時間をかけて蓄積されていきます。一般的に男性よりも女性につきやすいことが特徴です。
内臓脂肪
内臓脂肪とは、内臓(胃や腸など)の周りにつく脂肪のこと。皮下脂肪とは反対に手で触れることはできません。そのため一見痩せているようにみえても、じつは内臓脂肪がたっぷり、なんて可能性もあります。
いわゆる「ビール腹」のような、ぽっこりお腹をイメージすると分かりやすいでしょう。一般的に女性よりも男性につきやすいことが特徴です。
メタボの改善のために意識してほしいのがこの内臓脂肪。内臓脂肪は皮下脂肪と比べると、比較的短期間で落ちてきます。
「自分はどうせ痩せられない」と諦めず、まずは今日できることから取り組んでみませんか?
メタボ改善、ダイエット方法について
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メタボ改善のための具体的なダイエット方法をみていきましょう。
ダイエットの仕組みはいたって単純です。摂取エネルギーを減らして消費エネルギーを増やすこと。高価なサプリや健康食品に頼る前に、まずはこの基本的なダイエット方法を取り入れていきましょう。
摂取エネルギーを減らす
摂取エネルギーを減らすには、食生活を改善することが必要です。日々の食事の中で以下のことを意識する習慣をつけましょう。
1日3食、バランスのとれた食事を摂る
腹八分目におさえる
よく噛んでゆっくり食べる
揚げ物を控える
間食を控える
どれも当たり前のことのように感じるかもしれませんが、これらの積み重ねがメタボの原因となってきます。改めて自身の食生活について見直してみましょう。
消費エネルギーを増やす
消費エネルギーを増やすために、日常的に運動の機会を増やしましょう。メタボ改善には無酸素運動よりも有酸素運動が有効とされています。
・無酸素運動
筋トレや短距離走など、短い時間で強度の高い運動のこと。筋肉量を増やし、基礎代謝をUPさせる効果がある。
・有酸素運動
ウォーキングや水泳など、長い時間続けられる運動のこと。脂肪燃焼に効果がある。
メタボ改善には、1日30分程度、週に4日程度の軽い有酸素運動を3〜4ヵ月つづけることで効果が出やすくなります。
それでもメタボリック症候群が改善されなかった場合には、医師と相談の上で薬物治療の適応などを含めて検討します。
また肥満の人が急に無理な運動を行うと、関節痛や骨折など発症する恐れがありますので、十分に運動前にストレッチなど準備を整えましょう。
特定保健指導について
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特定健診や事業主健診でメタボ(または予備軍)と診断された方には、ご加入の健康保険組合や自治体から特定保健指導の案内が届きます。
これは「高齢者の医療の確保に関する法律」により、医療保険者(健康保険組合や市町村)は特定保健指導の実施が義務付けられているためです。
特定保健指導では個人の目標にあわせて、医師や保健師・管理栄養士による生活習慣改善のための指導を受けることができます。
そのため自分一人では食生活や運動習慣の改善が難しいと感じている方でも、メタボ改善に取り組みやすくなるでしょう。
特定保健指導の費用は保険者負担となるため、受診者の方は無料、もしくは補助額を引いた一部金の負担にて受けられます。
例えば全国健康保険組合(協会けんぽ)では特定保健指導の費用は以下のように規定されています。
・被保険者(本人)
無料
・被扶養者(家族)
動機付け支援:上限8,470円補助
(例:10,000円の指導を受けた場合、自己負担額1,530円)
積極的支援:上限25,120円補助
(例:30,000円の指導を受けた場合、自己負担額4,880円)
補助額については保険者によって異なりますので、詳しくはご加入の健康保険組合や自治体へお問い合わせください。
まとめ
メタボの原因のほとんどは、生活習慣に起因するものです。まずは現在の生活習慣にはどのような問題があり、何を改善していくべきかを見つけましょう。
長年の生活習慣によって蓄積された内臓脂肪は、数日・数週間で減らすことは難しいかもしれません。しかしダイエットを継続していくことで、メタボを改善し健康な体を取り戻すことができます。
自分一人でダイエットを継続させるのが難しい方は、特定保健指導をうまく活用して、自分にあった正しいダイエット方法を実践していくことをおすすめします。
メタボの原因となる生活習慣
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メタボ(メタボリックシンドローム)とは内臓肥満+高血圧・高血糖・脂質異常が合わさった状態のことを指します。健診でメタボまたはメタボ予備軍と診断された方は、お腹周りについてしまった内臓脂肪を減らすことが必要不可欠です。
内臓脂肪がついてしまうのは、多くの場合以下のような生活習慣が原因です。
摂取エネルギーが多い(食べ過ぎ)
加齢による基礎代謝の低下
過度な飲酒
喫煙
睡眠不足
ストレス
運動不足
いくつ当てはまりましたか?これらの生活習慣の積み重ねが、メタボを引き起こす要因となります。まずはこれらの生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
内臓脂肪と皮下脂肪のちがい
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メタボ改善には内臓脂肪を減らすことが必要だと説明しましたが、そもそも内臓脂肪とは一体なんでしょうか。
脂肪には大きく分けて「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があります。どちらも言葉自体は耳にしたことがある方が多いかと思いますが、それらの違いを詳しくみていきましょう。
皮下脂肪
皮下脂肪とは、言葉の通り皮膚の下につく脂肪のこと。自分のお腹を手でつまんでみてください。手でつまめるその脂肪のことを皮下脂肪といいます。
皮下脂肪は食べ過ぎや運動不足が続くことで、時間をかけて蓄積されていきます。一般的に男性よりも女性につきやすいことが特徴です。
内臓脂肪
内臓脂肪とは、内臓(胃や腸など)の周りにつく脂肪のこと。皮下脂肪とは反対に手で触れることはできません。そのため一見痩せているようにみえても、じつは内臓脂肪がたっぷり、なんて可能性もあります。
いわゆる「ビール腹」のような、ぽっこりお腹をイメージすると分かりやすいでしょう。一般的に女性よりも男性につきやすいことが特徴です。
メタボの改善のために意識してほしいのがこの内臓脂肪。内臓脂肪は皮下脂肪と比べると、比較的短期間で落ちてきます。
「自分はどうせ痩せられない」と諦めず、まずは今日できることから取り組んでみませんか?
メタボ改善、ダイエット方法について
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メタボ改善のための具体的なダイエット方法をみていきましょう。
ダイエットの仕組みはいたって単純です。摂取エネルギーを減らして消費エネルギーを増やすこと。高価なサプリや健康食品に頼る前に、まずはこの基本的なダイエット方法を取り入れていきましょう。
摂取エネルギーを減らす
摂取エネルギーを減らすには、食生活を改善することが必要です。日々の食事の中で以下のことを意識する習慣をつけましょう。
1日3食、バランスのとれた食事を摂る
腹八分目におさえる
よく噛んでゆっくり食べる
揚げ物を控える
間食を控える
どれも当たり前のことのように感じるかもしれませんが、これらの積み重ねがメタボの原因となってきます。改めて自身の食生活について見直してみましょう。
消費エネルギーを増やす
消費エネルギーを増やすために、日常的に運動の機会を増やしましょう。メタボ改善には無酸素運動よりも有酸素運動が有効とされています。
・無酸素運動
筋トレや短距離走など、短い時間で強度の高い運動のこと。筋肉量を増やし、基礎代謝をUPさせる効果がある。
・有酸素運動
ウォーキングや水泳など、長い時間続けられる運動のこと。脂肪燃焼に効果がある。
メタボ改善には、1日30分程度、週に4日程度の軽い有酸素運動を3〜4ヵ月つづけることで効果が出やすくなります。
それでもメタボリック症候群が改善されなかった場合には、医師と相談の上で薬物治療の適応などを含めて検討します。
また肥満の人が急に無理な運動を行うと、関節痛や骨折など発症する恐れがありますので、十分に運動前にストレッチなど準備を整えましょう。
特定保健指導について
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特定健診や事業主健診でメタボ(または予備軍)と診断された方には、ご加入の健康保険組合や自治体から特定保健指導の案内が届きます。
これは「高齢者の医療の確保に関する法律」により、医療保険者(健康保険組合や市町村)は特定保健指導の実施が義務付けられているためです。
特定保健指導では個人の目標にあわせて、医師や保健師・管理栄養士による生活習慣改善のための指導を受けることができます。
そのため自分一人では食生活や運動習慣の改善が難しいと感じている方でも、メタボ改善に取り組みやすくなるでしょう。
特定保健指導の費用は保険者負担となるため、受診者の方は無料、もしくは補助額を引いた一部金の負担にて受けられます。
例えば全国健康保険組合(協会けんぽ)では特定保健指導の費用は以下のように規定されています。
・被保険者(本人)
無料
・被扶養者(家族)
動機付け支援:上限8,470円補助
(例:10,000円の指導を受けた場合、自己負担額1,530円)
積極的支援:上限25,120円補助
(例:30,000円の指導を受けた場合、自己負担額4,880円)
補助額については保険者によって異なりますので、詳しくはご加入の健康保険組合や自治体へお問い合わせください。
まとめ
メタボの原因のほとんどは、生活習慣に起因するものです。まずは現在の生活習慣にはどのような問題があり、何を改善していくべきかを見つけましょう。
長年の生活習慣によって蓄積された内臓脂肪は、数日・数週間で減らすことは難しいかもしれません。しかしダイエットを継続していくことで、メタボを改善し健康な体を取り戻すことができます。
自分一人でダイエットを継続させるのが難しい方は、特定保健指導をうまく活用して、自分にあった正しいダイエット方法を実践していくことをおすすめします。
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甲斐沼 孟
(上場企業産業医)
医師のコメント
メタボリックシンドロームにおいては、内臓脂肪が増えて高血圧や高血糖、そして脂質異常などがさらに進行してしまうと、動脈硬化が促進されたり、その他の生活習慣病を引き起こしたりすることによって何らかの重大な症状が現れることがあります。メタボリック症候群に対しては、食事療法や運動療法などによって栄養過多の状態を改善し、内臓脂肪の減少を目指すことが重要です。
医師のコメント
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甲斐沼 孟
(上場企業産業医)
メタボリックシンドロームにおいては、内臓脂肪が増えて高血圧や高血糖、そして脂質異常などがさらに進行してしまうと、動脈硬化が促進されたり、その他の生活習慣病を引き起こしたりすることによって何らかの重大な症状が現れることがあります。メタボリック症候群に対しては、食事療法や運動療法などによって栄養過多の状態を改善し、内臓脂肪の減少を目指すことが重要です。
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