「年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を」循環器内科専門医・本多洋介先生の思い

「年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を」循環器内科専門医・本多洋介先生の思い

2025年5月29日
「年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を」循環器内科専門医・本多洋介先生の思い

「年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を」循環器内科専門医・本多洋介先生の思い

2025年5月29日

株式会社メディコレが目指す、誰もが安心できる医療情報に触れることができる社会には、情報を監修する医師の力が欠かせません。今回は、Myクリニック本多内科医院院長の、本多洋介先生にお話を伺いました。

株式会社メディコレが目指す、誰もが安心できる医療情報に触れることができる社会には、情報を監修する医師の力が欠かせません。今回は、Myクリニック本多内科医院院長の、本多洋介先生にお話を伺いました。

年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を構築したい」循環器内科医としての思い

――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。

本多先生 親族が病気で倒れたとき、側にいながら何もできなかった無力感が医師を志すきっかけになりました。命の現場で人の役に立ちたいと、そう強く思ったのです。また、高校時代に自分が病院に罹った時に、不安そうにしている患者さんとご家族がいらっしゃいました。その患者さんが診察室から出てきた時、不安そうな表情が安心した表情に変わっていたのです。私はこうした様子を見て、医療の力を実感することができました。これらの体験が、今でも診療の原動力になっています。

――病気で不安な患者を治療で安心させるのも医師の大きな役目ですよね。先生が循環器内科を専門にしたきっかけはありますか?

本多先生 研修医時代に救急外来を担当していた際に、真夏にソフトボールをしていて一塁に走っていく時に意識を失って倒れた、心筋梗塞の患者さんがいらっしゃいました。救急外来のベッドで普通にお話をしていましたが、容体が急変して突然心室細動になり、心臓マッサージ・電気的除細動が必要となりました。そんな時に循環器内科の上級医の先生が来てくれて、「繋いでくれてありがとう、あとは任せて」と言って頂いたのが鮮明に残っており、自分もそう言ってあげられる側になりたいと思い、循環器内科医を志しました。

――やはり先輩医師の影響は大きいのですね。先生は循環器内科医として病院で勤務をした後にクリニックを開院しています。現在はどのような治療を行なっているのでしょうか?

本多先生 循環器内科医として様々な患者さんを診てきた経験を活かして、一次予防と二次予防に尽力しています。やはり病気になる前に防げるのが一番の理想であるため、生活習慣病の管理はガイドラインに沿って厳密に行っています。心臓病をお持ちの患者さんの再発予防のための生活指導、投薬の調整にも力を入れています。 また、訪問診療を行っており、ご自宅でも最新の医療を受けられるようにすることを目指しています。終末期の方にはご自宅でゆっくり最期の時を過ごして頂けるように他職種で協力して診療を行っています。

――予防医療に力を入れているのは素晴らしいと思います。先生が臨床現場で大事にしていることはありますか?

本多先生 当たり前のことではありますが、患者さんに納得して医療を受けて頂けるように説明しています。そういった意味も含めて、採血の検査結果、レントゲンの画像、心臓超音波検査の画像などはご本人・ご家族に一緒に見て頂き、丁寧に説明するように心がけています。 先日、高血圧の診療のために複数のクリニックを転々としている方がいらっしゃいました。よく話を聞いてみると、薬を飲むための根拠やデータを知りたいにも関わらず、説明を受けることができなかったそうです。代表的なデータやガイドラインをお示ししたところ、高血圧の投薬治療にご納得いただけました。 生活習慣病や慢性疾患の管理は生涯に渡って続くケースが多いため、納得・理解して医療を受けて頂くことが、重要だと考えています。

――医療を受ける側としては不安なことも多いと思うので、納得して治療を受けることはとても大事ですね。先生は今後力を入れていきたいことはありますか?

本多先生 漠然とですが、予防医療に力を入れていきたいと思っています。具体的に今考えているのは、現在は年に数回再入院するような慢性心不全患者さんの再発予防についてです。病院で勤務していた経験からすると、総合病院や急性期病院で勤務している医師が、外来患者さんの心不全の再発予防に密接に関わるのは、臨床や手術で忙しい状況では難しいと思います。そこでクリニックで他職種で連携できる輪を作って、そのような慢性心不全患者さんの再発予防に対する取り組みを行いたいと考えています。

――慢性心不全患者にとってはメリットが大きそうな取り組みですね。先生が医療を通じて実現したいVISIONを教えてください。

本多先生 年齢を問わず、皆様が地域で安心して暮らせる医療体制の構築が私の目標です。 独居の高齢者の心不全患者さんを在宅で支えた経験から、通院が困難な方にもやはり継続的な医療が必要だと痛感し、訪問診療も充実させたいと思っています。訪問看護ステーションの看護師さん、ケアマネージャーの方と協力することで、再入院なくご自宅で過ごすことが出来る可能性もあります。予防から終末期まで一貫して支える「地域のかかりつけ医」として、住民に寄り添う医療を実現したいと考えています。

――先生はメディコレWEBの監修医としても活躍されていますが、どのような思いで協力していただいているのでしょうか?

本多先生 医療に関する情報は、受診が遅れたりすれば命に関わることもあるため、正確かつ分かりやすい情報発信が大切だと考えています。過去に患者さんがインターネットの誤情報で不安になっていた姿を見て、信頼できる情報の必要性を痛感しました。記事監修では、専門的な内容を一般の方にも伝わる言葉で届けること、一般の方々知りたい情報を提供できるように意識しています。 正しい知識が広がることで、予防や早期受診につながると信じて監修を行っています。

――最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします

本多先生 医療に関する情報は不安を和らげ、行動のきっかけになる大切な手段です。以前、当院のホームページの記事を読まれて、「胸の違和感が気になって受診したら早期の心臓病が見つかった」という方がいました。信頼できる情報が、命を守る第一歩になることもあります。一方で判断に悩む場合、気になる症状がある場合には、我慢せずに医師に相談していただければと思います。

年齢を問わず、地域で安心して暮らせる医療体制を構築したい」循環器内科医としての思い

――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。

本多先生 親族が病気で倒れたとき、側にいながら何もできなかった無力感が医師を志すきっかけになりました。命の現場で人の役に立ちたいと、そう強く思ったのです。また、高校時代に自分が病院に罹った時に、不安そうにしている患者さんとご家族がいらっしゃいました。その患者さんが診察室から出てきた時、不安そうな表情が安心した表情に変わっていたのです。私はこうした様子を見て、医療の力を実感することができました。これらの体験が、今でも診療の原動力になっています。

――病気で不安な患者を治療で安心させるのも医師の大きな役目ですよね。先生が循環器内科を専門にしたきっかけはありますか?

本多先生 研修医時代に救急外来を担当していた際に、真夏にソフトボールをしていて一塁に走っていく時に意識を失って倒れた、心筋梗塞の患者さんがいらっしゃいました。救急外来のベッドで普通にお話をしていましたが、容体が急変して突然心室細動になり、心臓マッサージ・電気的除細動が必要となりました。そんな時に循環器内科の上級医の先生が来てくれて、「繋いでくれてありがとう、あとは任せて」と言って頂いたのが鮮明に残っており、自分もそう言ってあげられる側になりたいと思い、循環器内科医を志しました。

――やはり先輩医師の影響は大きいのですね。先生は循環器内科医として病院で勤務をした後にクリニックを開院しています。現在はどのような治療を行なっているのでしょうか?

本多先生 循環器内科医として様々な患者さんを診てきた経験を活かして、一次予防と二次予防に尽力しています。やはり病気になる前に防げるのが一番の理想であるため、生活習慣病の管理はガイドラインに沿って厳密に行っています。心臓病をお持ちの患者さんの再発予防のための生活指導、投薬の調整にも力を入れています。 また、訪問診療を行っており、ご自宅でも最新の医療を受けられるようにすることを目指しています。終末期の方にはご自宅でゆっくり最期の時を過ごして頂けるように他職種で協力して診療を行っています。

――予防医療に力を入れているのは素晴らしいと思います。先生が臨床現場で大事にしていることはありますか?

本多先生 当たり前のことではありますが、患者さんに納得して医療を受けて頂けるように説明しています。そういった意味も含めて、採血の検査結果、レントゲンの画像、心臓超音波検査の画像などはご本人・ご家族に一緒に見て頂き、丁寧に説明するように心がけています。 先日、高血圧の診療のために複数のクリニックを転々としている方がいらっしゃいました。よく話を聞いてみると、薬を飲むための根拠やデータを知りたいにも関わらず、説明を受けることができなかったそうです。代表的なデータやガイドラインをお示ししたところ、高血圧の投薬治療にご納得いただけました。 生活習慣病や慢性疾患の管理は生涯に渡って続くケースが多いため、納得・理解して医療を受けて頂くことが、重要だと考えています。

――医療を受ける側としては不安なことも多いと思うので、納得して治療を受けることはとても大事ですね。先生は今後力を入れていきたいことはありますか?

本多先生 漠然とですが、予防医療に力を入れていきたいと思っています。具体的に今考えているのは、現在は年に数回再入院するような慢性心不全患者さんの再発予防についてです。病院で勤務していた経験からすると、総合病院や急性期病院で勤務している医師が、外来患者さんの心不全の再発予防に密接に関わるのは、臨床や手術で忙しい状況では難しいと思います。そこでクリニックで他職種で連携できる輪を作って、そのような慢性心不全患者さんの再発予防に対する取り組みを行いたいと考えています。

――慢性心不全患者にとってはメリットが大きそうな取り組みですね。先生が医療を通じて実現したいVISIONを教えてください。

本多先生 年齢を問わず、皆様が地域で安心して暮らせる医療体制の構築が私の目標です。 独居の高齢者の心不全患者さんを在宅で支えた経験から、通院が困難な方にもやはり継続的な医療が必要だと痛感し、訪問診療も充実させたいと思っています。訪問看護ステーションの看護師さん、ケアマネージャーの方と協力することで、再入院なくご自宅で過ごすことが出来る可能性もあります。予防から終末期まで一貫して支える「地域のかかりつけ医」として、住民に寄り添う医療を実現したいと考えています。

――先生はメディコレWEBの監修医としても活躍されていますが、どのような思いで協力していただいているのでしょうか?

本多先生 医療に関する情報は、受診が遅れたりすれば命に関わることもあるため、正確かつ分かりやすい情報発信が大切だと考えています。過去に患者さんがインターネットの誤情報で不安になっていた姿を見て、信頼できる情報の必要性を痛感しました。記事監修では、専門的な内容を一般の方にも伝わる言葉で届けること、一般の方々知りたい情報を提供できるように意識しています。 正しい知識が広がることで、予防や早期受診につながると信じて監修を行っています。

――最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします

本多先生 医療に関する情報は不安を和らげ、行動のきっかけになる大切な手段です。以前、当院のホームページの記事を読まれて、「胸の違和感が気になって受診したら早期の心臓病が見つかった」という方がいました。信頼できる情報が、命を守る第一歩になることもあります。一方で判断に悩む場合、気になる症状がある場合には、我慢せずに医師に相談していただければと思います。

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