「医療から日本を変える」睡眠学会専門医・松島勇介先生の思い

「医療から日本を変える」睡眠学会専門医・松島勇介先生の思い

2025年6月25日
「医療から日本を変える」睡眠学会専門医・松島勇介先生の思い

「医療から日本を変える」睡眠学会専門医・松島勇介先生の思い

2025年6月25日

株式会社メディコレが目指す、誰もが安心できる医療情報に触れることができる社会には、情報を監修する医師の力が欠かせません。今回は、医療法人友広会理事長の松島勇介先生にお話を伺いました。

株式会社メディコレが目指す、誰もが安心できる医療情報に触れることができる社会には、情報を監修する医師の力が欠かせません。今回は、医療法人友広会理事長の松島勇介先生にお話を伺いました。

医療から日本を変える」睡眠学会専門医としての思い

――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。

松島先生 私が医師という仕事を意識したのは小学生の頃です。人から「ありがとう」と言われる職業に就きたいと、消防士や警察官など、世のためになる職業をあれこれ考えていました。両親に相談したところ「それなら医者だ」と。両親は医師ではありませんでしたが、当時の私にその言葉がストンと腹落ち。医師を目指すことを決めました。

――現在の専門に進んだ理由はありますか?

松島先生 私は初期研修後、消化器内科に入局し、内視鏡手術や救急の仕事をしていました。消化器内科医として、がん患者に対して抗がん剤治療も担当していたのですが、当時は治療が叶わず亡くなられることも稀ではありませんでした。実際、その患者の一人に私の義理の母も含まれます。義母は胃がんのため、54歳で死去しましたが大学病院での手術・抗がん剤治療、その後の緩和医療まで私が担当しました。これらの経験から、医師として病気にならないためのかかわり方をしたいと考えたのです。

そこから自分の専門外の医師と面会する中で「睡眠」は全ての人に共通する「行動」であることから、専門を睡眠診療を主軸にシフトし、現在は内科をバックグラウンドを持つ睡眠外来をメインに診療しています。

――消化器内科から睡眠外来にシフトした背景には、そのような理由があったのですね。現在の臨床ではどのような診察が多いですか?

松島先生 睡眠外来には、大きく3種類の患者が訪れます。1つは睡眠呼吸障害である、いびきや睡眠時無呼吸症候群が該当します。2つめは過剰に眠たくなる、過眠症です。この中にはロングスリーパーと呼ばれるかたも来られます。3つめの不眠症は、患者数がとても多いですが、私たちのクリニックでは現在、診療担当医不在のため、お断りするケースもあります。

――先生が臨床で大事にしていることはありますか?

松島先生 ありがちな答えかもしれませんが、私と縁あって診療に来てくださった方に、健康に、そして笑顔になってほしいと考えています。これは私たち法人が所属するオルソグループの理念でもあります。オルソグループでは、休息・栄養・運動・手技・地域医療、5つの領域から患者さんを笑顔と元気になるよう健康管理を担う究極の医療チームを目指しています。

これら5領域は循環しているという考えから、睡眠そのものだけを診るのではなく、栄養・運動をはじめとする生活習慣の中でしっかり変化をつけていくことにこだわっています。自由診療では「ウェルネスデザインプログラム」といって、合計5回のパーソナルレッスンも行っています。

ご縁ある方を笑顔と元気に、本当に健康にするためには、保険診療という枠を越え、知識と教養を身に着けていただき、それを思考だけではなく行動に移して習慣形成するまで伴走しています。このように提供する価値に対して対価をいただくということが医療においても今後より重要になると考えます。また、このような考えをグループ共通の軸とし、実践しているのがオルソグループの強みです。

――自由診療で全人的に治療するということが大事ということですね。先生が現在チャレンジしていることを教えてください。

松島先生 ひとつは、前項でお話した、病気の治療ではない、本当の意味でその人が活力にみなぎり、健康であるためのサービスを、保険診療という枠にとらわれず、医療機関という機能・立場で提供していくということ。

もうひとつは、この日本社会に「仮眠をとる文化」を特に企業に対して提案していく、ということです。仮眠は勤務中(昼休憩)でとれます。正しい仮眠とは、どのような場所でどのような姿勢でとると効果的なのか、その後の運動や、前後のカフェインの摂り方やなども伝えたいです。仮眠は脳疲労の改善だけでなく、情緒面で安定化する効果があります。例えば、頭がぼうっとしている相手に大事な話をしても仕事が進まないだけでなく、イライラや不信感が募り、コミュニケーションや人間関係まで悪化することが起こりうることは想像できますよね。仮眠文化を導入することで、人が活力を維持して働く環境を整えられるということ、アメリカでは、パワーナップといわれています。睡眠診療という枠だけではなく、このように仮眠を日本の会社様にも提供しています。

――先生のVISIONを教えてください。

松島先生 「医療から日本を変える」ことです。日本が強くなるには、個人、自らを強くすることが大事であると考えます。人は健康状態が良くなれば、もっと前向きに、もっと肯定的に、積極的に、より自分らしくなる土壌ができます。医療の立場からどのような休息をとれば良いのか、栄養は、運動は、と全人的に人を診ることによって、個人の身体が変わります。個人が変われば、個人の集合体である組織が変わる、最終的には組織が集まった日本が変わる。つまり、医療から日本を変えるということができると私は確信しています。

――先生には普段からメディコレWEBで医師監修にご協力いただいています。公開されている医療・ヘルスケア情報で気になることはありますか?

松島先生 その領域について、専門家がコメントをすることに価値がありますよね。また、フェイクニュースを抑制するという観点においても非常に大切なことだと思っています。

――弊社の取り組みにも期待をいただきありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします

松島先生 眠らない人はいません。睡眠をきっかけに、ご縁ある方が笑顔と元気であるような活動を、我々は医療機関をいう枠を越えて実践していきます。一緒にやろう、というお志のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

医療から日本を変える」睡眠学会専門医としての思い

――本日はお時間いただきありがとうございます!まず初めに、先生が医師を志した理由を教えてください。

松島先生 私が医師という仕事を意識したのは小学生の頃です。人から「ありがとう」と言われる職業に就きたいと、消防士や警察官など、世のためになる職業をあれこれ考えていました。両親に相談したところ「それなら医者だ」と。両親は医師ではありませんでしたが、当時の私にその言葉がストンと腹落ち。医師を目指すことを決めました。

――現在の専門に進んだ理由はありますか?

松島先生 私は初期研修後、消化器内科に入局し、内視鏡手術や救急の仕事をしていました。消化器内科医として、がん患者に対して抗がん剤治療も担当していたのですが、当時は治療が叶わず亡くなられることも稀ではありませんでした。実際、その患者の一人に私の義理の母も含まれます。義母は胃がんのため、54歳で死去しましたが大学病院での手術・抗がん剤治療、その後の緩和医療まで私が担当しました。これらの経験から、医師として病気にならないためのかかわり方をしたいと考えたのです。

そこから自分の専門外の医師と面会する中で「睡眠」は全ての人に共通する「行動」であることから、専門を睡眠診療を主軸にシフトし、現在は内科をバックグラウンドを持つ睡眠外来をメインに診療しています。

――消化器内科から睡眠外来にシフトした背景には、そのような理由があったのですね。現在の臨床ではどのような診察が多いですか?

松島先生 睡眠外来には、大きく3種類の患者が訪れます。1つは睡眠呼吸障害である、いびきや睡眠時無呼吸症候群が該当します。2つめは過剰に眠たくなる、過眠症です。この中にはロングスリーパーと呼ばれるかたも来られます。3つめの不眠症は、患者数がとても多いですが、私たちのクリニックでは現在、診療担当医不在のため、お断りするケースもあります。

――先生が臨床で大事にしていることはありますか?

松島先生 ありがちな答えかもしれませんが、私と縁あって診療に来てくださった方に、健康に、そして笑顔になってほしいと考えています。これは私たち法人が所属するオルソグループの理念でもあります。オルソグループでは、休息・栄養・運動・手技・地域医療、5つの領域から患者さんを笑顔と元気になるよう健康管理を担う究極の医療チームを目指しています。

これら5領域は循環しているという考えから、睡眠そのものだけを診るのではなく、栄養・運動をはじめとする生活習慣の中でしっかり変化をつけていくことにこだわっています。自由診療では「ウェルネスデザインプログラム」といって、合計5回のパーソナルレッスンも行っています。

ご縁ある方を笑顔と元気に、本当に健康にするためには、保険診療という枠を越え、知識と教養を身に着けていただき、それを思考だけではなく行動に移して習慣形成するまで伴走しています。このように提供する価値に対して対価をいただくということが医療においても今後より重要になると考えます。また、このような考えをグループ共通の軸とし、実践しているのがオルソグループの強みです。

――自由診療で全人的に治療するということが大事ということですね。先生が現在チャレンジしていることを教えてください。

松島先生 ひとつは、前項でお話した、病気の治療ではない、本当の意味でその人が活力にみなぎり、健康であるためのサービスを、保険診療という枠にとらわれず、医療機関という機能・立場で提供していくということ。

もうひとつは、この日本社会に「仮眠をとる文化」を特に企業に対して提案していく、ということです。仮眠は勤務中(昼休憩)でとれます。正しい仮眠とは、どのような場所でどのような姿勢でとると効果的なのか、その後の運動や、前後のカフェインの摂り方やなども伝えたいです。仮眠は脳疲労の改善だけでなく、情緒面で安定化する効果があります。例えば、頭がぼうっとしている相手に大事な話をしても仕事が進まないだけでなく、イライラや不信感が募り、コミュニケーションや人間関係まで悪化することが起こりうることは想像できますよね。仮眠文化を導入することで、人が活力を維持して働く環境を整えられるということ、アメリカでは、パワーナップといわれています。睡眠診療という枠だけではなく、このように仮眠を日本の会社様にも提供しています。

――先生のVISIONを教えてください。

松島先生 「医療から日本を変える」ことです。日本が強くなるには、個人、自らを強くすることが大事であると考えます。人は健康状態が良くなれば、もっと前向きに、もっと肯定的に、積極的に、より自分らしくなる土壌ができます。医療の立場からどのような休息をとれば良いのか、栄養は、運動は、と全人的に人を診ることによって、個人の身体が変わります。個人が変われば、個人の集合体である組織が変わる、最終的には組織が集まった日本が変わる。つまり、医療から日本を変えるということができると私は確信しています。

――先生には普段からメディコレWEBで医師監修にご協力いただいています。公開されている医療・ヘルスケア情報で気になることはありますか?

松島先生 その領域について、専門家がコメントをすることに価値がありますよね。また、フェイクニュースを抑制するという観点においても非常に大切なことだと思っています。

――弊社の取り組みにも期待をいただきありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします

松島先生 眠らない人はいません。睡眠をきっかけに、ご縁ある方が笑顔と元気であるような活動を、我々は医療機関をいう枠を越えて実践していきます。一緒にやろう、というお志のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

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